本当にできるのか?身長を伸ばす方法

身長が伸びる仕組み

 

身長にコンプレックスを持っている人はかなりいると思います。ところが、身長は遺伝や生まれつきの要素があって、身長をいくら伸ばしたいと願っても、本人の努力だけではどうにもできない、とよく言われています。

 

それでも何かいい方法はないかとおもっていますよね。厳密に言えば、実はそうでもないのかもしれません。適切な方法を取ることで、身長は伸ばすことが可能だという考えもあるのです。

 

まずは身長が伸びる仕組みをおさらいしてみましょう。基本的に身長が伸びるということには成長ホルモンが深く関係しています。成長ホルモンが作用するのは、骨の先端である骨端線という軟骨部分です。成長ホルモンはこの骨端線で破骨細胞を作り出しますが、一度、骨端線部分の骨を溶かすのです。溶かした骨の部分には、骨の新しい芯になる骨芽細胞が現れ、そこにカルシウムが付着することで骨の再構築が行われます。こうして骨は成長していき、身長も伸びるようになっています。

 

このメカニズムを理解していないと、身長を伸ばす方法も見えてこないのです。そして、身長は遺伝の影響だけではなくて、生活環境による影響も大きいのです。

 

「骨」というとカルシウムを連想するでしょう。牛乳、豆腐、小松菜、小魚などカルシウムを多く含む食品が背を伸ばすのに良いとされているのは、こうしたことからでしょう。実際に背を伸ばそうと牛乳をたくさん飲んだという人もいるのではないでしょうか?次項で栄養素について考えてみます。