睡眠をとる
「睡眠をしっかり取る」、これは当然重要です。成長ホルモンが多く生産されるあるタイミングというのがあります。それが睡眠中だからです。昔から「寝る子は育つと」言われていますが、これはまさしく理にかなっているのです。
成長ホルモンは、寝ている時間に多く分泌されるのですが、それでもただ睡眠を取ればいいのかと言えばそうではなく、分泌に理想となる時間帯があるのです。そして、それは午後11時～午前2時までの間なのです。この時間帯を「眠りのゴールデンタイム」と呼んでいるそうで、この時間帯にしっかりとした睡眠をとれば、成長ホルモンは効果的に分泌され、従って身長を伸ばす結果にも関連してくるのです。
ポイントは、夜しっかり眠ることは、骨の成長に重要な成長ホルモンの分泌が活発になるということです。これは覚えておきましょう。
前述したように、身長が伸びるのは、骨の末端部分の軟骨層の細胞が増殖して、層がどんどん厚くなるということです。この時の軟骨細胞の増殖を促進する脳下垂体から分泌される成長ホルモンこそ大切なのです。
実際には、成長ホルモンは、寝ている時以外でも、例えば食事の後、昼間活動している時でも分泌されているのですが、夜間、熟睡している時は、もっと多く分泌されます。夜更かしは禁物です。夜しっかり寝ている子供の方が、寝ない子供より、背が伸びやすくなるわけです。