本当にできるのか?身長を伸ばす方法

食事の影響

 

背を伸ばすにはカルシウム!となったわけですが、実際にはカルシウムに背を伸ばす作用があるわけではないのです。背を伸ばすのに必要なのは、むしろたんぱく質の方です。もちろん、基本は栄養のバランスがいい食事を心がけることが大切です。

 

成長ホルモンの分泌は、睡眠に加えて食事が重要な要素となっています。成長ホルモンの分泌を促進する栄養素は、アルギニン、オルニチンなどのアミノ酸で、アミノ酸はタンパク質の一種であり、肉類に多く含まれています。

 

他の栄養素としては、野菜や果物に含まれるビタミンであるビタミンB3、B6、ビタミンC。そして、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルです。こうした栄養素は、いろいろな食品に含まれており、だからこそバランスがいい食事が求められるのです。

 

これだけを食べていればOKというような食べ物はないのです。結局あれこれ考えるより、肉、魚、卵や乳製品、大豆製品、野菜、海藻など、何でも好き嫌いをせず食べることが重要となります。

 

それでもあえて言うなら亜鉛です。亜鉛は成長ホルモンに関係している欠かせない物質でありながら、WHO(世界保健機構)で定める必要な亜鉛摂取量「1日に15mg」に対して、特に日本人の場合は、1日平均摂取量はわずか10mgなのです。亜鉛が多く含まれるのは、牡蠣、レバー、うなぎの蒲焼、納豆、ゴマ、ピーナツなどで、たんぱく質と合わせ、積極的に摂取していくのは効果的でしょう。